【重盛さと美さん×希帆さんインタビュー】 「PENGUIN」で魅せる重盛さと美の新たな一面♡ 人生で大事なのは、好きと嫌いに素直になること！
- 今年の5月に公開された「TOKYO DLIFT FREESTYLE」で、一気にラッパーとして脚光を浴びた重盛さと美さんと希帆さん♡ 普段から仲良しのふたりが『PENGUIN』と『uchiseiuchi』を、それぞれデジタルリリースすることになりました！109ニュース渋谷編集部では、おふたりのインタビューを2回に分けて公開♪ 後半は重盛さと美ちゃんさんを中心に、お話を聞いていきます。
得意と苦手が真逆なふたり
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- ーーおふたりは、本当に仲がいいですよね。
重盛：希帆ちゃんは、私が曲を作ってる間にごはんを作ってくれるんです
希帆：私は曲を作れないからね。「歌え」って言われまして「やります」って(笑)。重盛：お互いで作りあってるんですよ。希帆：お互い苦手なことが真逆なので、バランスがいいんです。
ーー一時期、希帆さんは家政婦として重盛さんに雇われていたとYouTubeで観ました。
希帆：そうなんですよ！ 自粛期間中は家から出られないので、バイトもいけなくて。「どうしよう、生活費が足りない」って相談したら、運転と掃除、料理を任されました。
重盛：めっちゃよかったですよ。運転手がいるって便利なんだなって(笑)。重盛：誰よりも会うもんね♪ーー一緒にいすぎて、お互いのことを嫌になったりしないんですか。重盛：ウザいと思ったら、「ウザい」って言います。もう家族みたいな感じなので。希帆ちゃん、本当に面白いんですよ。恋愛ネタも豊富だし、生まれた家はぼろいし、家族のキャラも濃いし。歌詞にしたくなっちゃうようなことばかり、人生で起きてるんです。実は衣装が○○なんです…！
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- ーー『PENGUIN』と『uchiseiuchi』のアートワークも素敵ですよね。
重盛：実はこの写真、コロナの前から作っていたんですよ。何に使う予定もなく、プライベートで写真を撮ってデザインして。本当に思いつき。ーープライベートで作っていたものだったんですか。
重盛：先に私の『PENGUIN』ができてて、それをボーッと眺めていたら「希帆ちゃんのも作りたい！」と思って。配信でリリースするってなった時「これだ！」ってなって提案したら通りました(笑)。作っておいて正解だったよね。希帆：なんか運命に感じる。作るときも楽しかったな～。重盛：衣装も自分たちで作ったんですけど、私の服はリビングにあったクッションを開いて前に貼ってるだけなんです。だから、実は後ろが裸で…。希帆：私も、これはタダの布です！重盛：ユザワヤに行って、セイウチっぽいテカってる布を買ってゴムと安全ピンで止めただけ。希帆：楽しかったよね、手芸屋さん。
- ーーところで、なんで希帆さんはセイウチって呼ばれてるんですか。
重盛：体系がセイウチみたいなんですよ。顔がめっちゃ小さいのに、体つきはけっこうグラマラス。私がInstagramに希帆ちゃんのことをセイウチって書いたら、ファンの人がハマってくれて。そこからですね。本気の遊びが生んだバズ！
- ーー今回の『PENGUIN』と『uchiseiuchi』は、どのような経緯で実現することになったんですか。
重盛：「TOKYO DLIFT FREESTYLE」の動画がバズったあと、レーベルさんからお話をいただいて、「希帆ちゃんと一緒だったらやります」って。私はひとりじゃ何もできないから、普段から希帆ちゃんに仕事へついてきてもらうことが多いんです。今回もその感じでしたね。――結果的に、どちらも素敵な出来になりましたよね。なんで今までやらなかったのかなって思ったくらい。
重盛：需要がないと思ってたので。「TOKYO DLIFT FREESTYLE」も、家でノリノリだっただけだし(笑)。
――曲を出す前から、音楽遊びみたいなことはしていたんですか。
重盛：ドライブへ行くときは、ラップを聴きながら一緒に歌ってます。
希帆：楽しいことをするのが好きだから、変な動画もよく撮るよね。
重盛：世に出ていない「TOKYO DLIFT FREESTYLE」みたいな動画がたくさんあります(笑)。今回は遊びの延長線で気合をいれたら、バズってびっくりしました。今でも誰が見てるんだろうって思ってますもん。
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- 自分らしいのが一番♡
――重盛さんは、どのような音楽が好きなんですか。
重盛：中学生くらいからは、ずっと洋楽とラップ。好きなアーティストは、ポスト・マローンです。
――どのように作詞・作曲をしているんですか。重盛：いつも降りてくるんです。トイレのときとかお風呂入っているときに。口ずさんだものを曲にして、ネットで合うトラックを探したりもしてます。
――今回の『PENGUIN』では、初めてラップに挑戦したそうですね。重盛：今までも音楽活動をしたことはあったんですけど、そのときはアイドルソングっぽい感じで。事務所との兼ね合いもあって、なかなかヒップホップに挑戦できなかったんです。そのときですら人が書いた歌詞には抵抗があって、自分のパートは自分で作詞していましたけどね(笑)。
そのときに「人の書いたラップって苦手だな」って思ったんですよ。なんだか自分じゃないような気がして。
私が好きなラッパーさんは、自分を繕ってないリアルな人ばかり。かっこよく見せたいって思ってる人って、かっこよく見せたそうなラップじゃないですか。それはダサいから、自分らしいのが一番だなって。
- こだわり＝やりたい病
重盛：加工する前のアートワークの写真を眺めていたら、ペンギンの群れが見えてきて、氷の音も聞こえてきたんです。そこから、「「PENGUIN」っていうタイトルで曲を作りたい！」と思って。すぐに“飛びたいでも飛べないpenguin 大丈夫全然平気”って降ってきたんです。
――氷の音がするトラックも印象的ですよね。重盛：実はワガママを言って、4回くらい作りなおしてもらってるんです(笑)。映画みたいな音でいいから、今まで聴いたことがない心が乱れているトラックを作ってって。今のが来たときに「これだ！」と思って、出だしの“My Heart 忙しい 泣いて笑って”を歌ってました。
――歌詞の内容が普段の重盛さんと違うので、ちょっと驚きました。重盛：初めて大人に聴いてもらったときも「大丈夫？」って心配されました(笑)。別に病んでいるわけではなくて、芸能を13年間やらせてもらっていて、こういう自分もいるってことに気付いたんです。今まではそういうネガティブな部分は見せないほうがいいと思っていたんですけど、せっかくラップをするなら書きたいと思って。
――なるほど。重盛：でも、1番ができたタイミングで回りに感想を求めたら「暗い、怖い」って言われちゃったんですよ。そしたら、ネガティブな自分を見せるのが怖くなって、制作が途中で止まってしまったんです。それで回りからもいろんな案をいただいたのですが、結局は自分で書き上げました(笑)。さすがに思いましたね。自分ワガママだな、めんどくさいやつだなって。
――でも、こだわりの強さゆえですからね。重盛：そのこだわりに、自分が疲れるときも多いんですけどね(笑)。でも、こだわり＝やりたい病だから。仕事と思わずに向き合えるので、楽しいです♪
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- まだまだ大人になれないです
――「GOOD night」は、どのような曲ですか。
重盛：寝落ちしながら、ボソボソと歌ってできました(笑)。ナウな気持ちの曲が好きなので、「じゃあ、眠いときに書いてみよう！」と思って。
――歌詞の“ずっと25”は、どのような意味なんでしょう。重盛：ずっと25歳から止まっているという意味です。書類とかに年齢を書くとき、「え、私って32なの？」って驚くんですよ。体感と実年齢が違っていて、大人になれないですね。
――大人ってなんですか。重盛：自分の意見を我慢して、首を縦に振り続けること。あと、人に迷惑をかけないことかな。私はすぐ首を横に振っちゃうし、迷惑もかけまくっちゃうので。
――「L.M.G」は、どのような曲でしょうか。重盛：どんな歌か全然わからないです(笑) 他人が作った曲なので。でも、かっこいいですよね。
――どんな曲かわからないって言えてしまうのは、すごいですね。なんとなくわかってるふうに、語りたくなってしまうものじゃないですか。重盛：私が創る世界観が、一番自分には合っていると思うので。他人が作った曲は「他人が作った」って、割り切るほうが安心するんです。嫌なんですよ、他人の作品を自分だって思われるの。私からは“手錠を外して”なんて、おしゃれな歌詞は出てこないですね(笑)。
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- なんでも“好き”と“嫌い”選んでいい！
――ここからは109っぽい話題もお伺いしたいと思います。重盛さん、お肌がめっちゃ綺麗ですよね。
重盛：肌が弱いから、13年間パウダーファンデだけです。コンシーラーも下地も使ったことないですね。なるべく荒れないように気をつけてるかな。
――食べ物から気をつかうみたいな感じですか。重盛：私の食生活はヤバいので…(笑)。寝る前にLypo-CっていうビタミンCサプリメントを飲んでます。めっちゃ利きますよ。
――重盛さんは109でお買い物とかしますか。重盛：マネージャーさんと、よく行ってましたよ。衣装を買うってなったら、109だったので。
――ファッションのこだわりってなんですか。重盛：自分の着たい服を着ること。仕事だと大人の事情があって、好きな服を着られないので。パジャマっぽいルックが好きだから、普段は友達から寝間着って言われるような服装ばかり。プライベートでは、ヒールも一切履きません。
――服を選ぶうえで意識していることってありますか。重盛：シルエットですね。女の子がウケを狙って着るようなオーバーサイズじゃなくて、本当のオーバーサイズが好き。最近はメンズの服ばかりです。
――お話をしていると、重盛さんはキャリアを重ねるうちに自由になっているようなイメージなんですよね。重盛：なんでも自由に発信できる時代ですからね。アカウントさえ持ってれば、事務所に内緒でYouTubeに動画をあげることもできるし。Instagramも自分しかパスワードを知らないので、何をあげても自由なんです。このふたつだけは、自分の好きな世界でずっとやってます。今は本当になんでも自由にできるから嬉しいですね。
――重盛さんみたいに、いい意味で大人にならない秘訣ってなんだと思いますか。重盛：本当に自分の心が「好きだな」って感じるものを選ぶこと。年齢で物事を考えていたら、何事も幅が狭まっちゃうので。好きか嫌いかで選べば間違いないと思います。洋服も仕事も。
――自分の好きに自信を持つには、どうしたらいいと思いますか。重盛：好きなことをしてない自分を、とことん嫌う。私もタレントをしている自分とInstagramの自分を分けてますもん(笑)。嫌なことしている自分を、わざわざ好きになる努力をしなくていいんですよ。気が向かないことは嫌々やって、やりたいことを200％やれば、好きなことへ真っ直ぐになれると思います。
＜Writer : 坂井 彩花＞ ＜Photo：遥南 碧/はるな あおい＞
